深海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」に登場する猫の「ダイジン」ですが、作中では嫌われ者と描かれています。
映画を見た人からは、ダイジンが「切ない」「かわいそう」という声が上がっています。
そこで、ダイジンはなぜ嫌いと言われているのか、最後はどうなるかを注目し、切ないといわれる訳を考察してみました。
- ダイジンが嫌われている理由
- ダイジンの最後はどうなる?
- ダイジンが切ないと言われる訳は?
それでは、本題です。
すずめの戸締りの鈴芽はダイジンが嫌い?
ダイジンは、「すずめの戸締まり」の鈴芽に嫌われてしまいます。
理由は以下だと考えられます。
- ダイジンが草太を椅子に変えた
- 要石の役割を放棄した →草太が要石になる
鈴芽にとって大切な存在である草太を、椅子に変え最後には要石にした為、ダイジンのことを「おまえ嫌い」と行ったのですね。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ダイジンが草太を椅子に変えた
ダイジンは草太を呪いで椅子に変えました。
作中で、草太が「俺は、あの猫に呪われたらしい」と話すシーンがあり、ダイジンの力で椅子に変えられたことが分かります。
ダイジンがなぜ草太を椅子に変えたのか、理由は大好きな鈴芽と一緒にいたかったからだと考えられます。
冒頭で鈴芽により猫の姿になったダイジンは、鈴芽から「うちの子になる?」と聞かれています。
そのときのダイジンは嬉しそうに返事をしていました。
しかし、草太がいると要石に戻されて、鈴芽といっしょにいられないですよね。
鈴芽と一緒にいたかったダイジンは、草太が邪魔と考え、草太を椅子に変えたのでしょう。
要石の役割を放棄した
上述したとおり、ダイジンは鈴芽と一緒にいたかった為、要石になる役割を放棄しました。
代わりに、要石の役割を草太に移し、その後草太が要石となります。
大好きな鈴芽とただ一緒にいたかったダイジン。
また、要石から解放され自由の身となり、ダイジンは要石に戻りたくなくなったのです。
ダイジンの気持ちを考えると、鈴芽に嫌われてしまったダイジンはとてもかわいそうに思えます。
すずめの戸締りのダイジンの最後は?
ダイジンは、最後は要石に戻ります。
草太が要石になってから、ダイジンを拒絶するようになった鈴芽。
鈴芽の態度から、ダイジンは自分よりも草太が必要な存在であると悟り、再び要石になることを引き受けます。
また、サダイジンに出会ったことも、要石に戻る決断をしたきっかけになったと思われます。
サダイジンに諭されたことにより、要石としての役割を思い出し、責務を全うすることを決めたのかもしれません。
ダイジンはサダイジンの説得や、何より鈴芽を想う気持ちから、再び要石に戻ったのですね。
すずめの戸締りのダイジンが切ない!
映画を見た人たちからは、「ダイジンが切ない」という声がたくさん上がっています。
上述で記載したとおり、
- 大好きな鈴芽に嫌われている
- 自由でいたかったのに、最後は鈴芽を想い再び要石になる
といった内容は、かわいそうで切なく想うのも分かります。
作中の中で、ダイジンが鈴芽のことを「すずめ、すき」と伝えたり、鈴芽に嫌いと言われたときのダイジンが痩せ細った姿を見ると、切ない気持ちになりますよね。
Xでは、「ダイジンに最後は報われてほしかった」というコメントや「猫好きには辛い」といったコメントもありました。
確かに、猫好きであればダイジンの気持ちや鈴芽のダイジンに対する態度を考えると、辛い気持ちになるかもしれないですね。
まとめ
今回は「すずめの戸締りのすずめはダイジンが嫌い?最後は?切ないと言われる訳」と題して、すずめの戸締まりに登場するダイジンがなぜ鈴芽に嫌いと言われているのか、ダイジンの最後はどうなるのかといったところから、ダイジンが切ないと言われる理由を考察しました。
ダイジンが嫌われる理由は、草太を椅子に変え、要石の責務を放棄したから(結果草太が要石になる)です。
しかし、ダイジンは最後は要石に戻り、要石としての責任を果たします。
ダイジンの鈴芽に対する大きな想いを考えると、鈴芽に嫌われていることや要石に戻らないと行けない結末は、とても切なく感じます。
以上が、ダイジンが嫌われている理由からダイジンの最後、切ないと言われる訳として考察した結果です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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